いずみの国 和泉市
こんにちは。ventです。
ららぽーと和泉で、お買い物です。
いずみの国和泉市というポスターを見かけ調べてみました。
和泉市は奈良時代に河内国から三郡に分れて「和泉国」が誕生しました。
平安時代には熊野詣の参詣道である熊野街道として「蟻の熊野詣」といわれ賑わい、現在は「小栗街道」として残っています。
江戸時代には特産の和泉木綿や農業が発展し、明治には綿織物やみかんづくりなどの農業で
栄えました。
最近では、地元農家さんが大切につくった
農産物の直売所「葉菜の森」は土日になると
大混雑するほどの人気です。
縁結びパワースポットとして「信太森神社」
があります。陰陽師安倍晴明の母、葛の葉姫と晴明の父、安倍保名の出会いの舞台として伝わり浄瑠璃にもなるなど長く語り継がれた伝説の場所です。
通称、葛葉稲荷神社といいます。
創建されたのが、和銅元年(708年)です。そしてこのお宮には、
安倍保名と葛の葉姫の悲しい恋物語が
言い伝えられています。
おとぎ話や伝承の世界の主役にキツネが
あります。
あくまでもお使いでありますが、葛葉稲荷ではウカノミタマの大神やスサノオ命とともに
キツネも神そのものです。
昔、大阪阿倍野の里に安倍保名という若者
がいました。
家の再興を念じてこの信太の森の稲荷へ日参
していました。ある日、お参りを終えて帰ろうとすると、一匹の白狐が走り寄って来ました。狩人に追いつめられて助けを求めてきました。保名は、草むらにキツネを隠し狩人達と争いに
なりました。
傷を意識を失った保名が気が付くと、
一人の美しい女性に介抱されていました。
名は葛の葉といいました。
数日後、保名の家へ葛の葉が訪ねてきて
二人は心を通わせ夫婦となり、男の子が生まれました。しかし、幸せは長くは続きません
でした。この子が五つとなった秋、
子供に添い寝していた葛の葉は眠っている
うち、神通力を失ってキツネの正体を
現せてしまいました。
目覚めた子供はそれに気づく。
もうこれまでと葛の葉は
口にくわえた筆で歌を書き残して去りました。
その歌は、
「恋しくは たづねきてみよ 和泉なる
信太の森のうらみくずの葉」
夫と子供に宛てたものです。
母を慕って泣く子を背にした保名は
妻の名を呼びながら信太の森に来てみると、
以前は見えなかった葛の葉っぱが社面一面に
群がり茂っていました。
そしてそれらの葛の葉が夫と我が子の声に応えるように葉をそよかせ泣くがごとく、葉のうらを見せてざわめいていました。
その子は後、いろんな天皇に仕えられた、
その土地でいろいろな歴史的な事があり
とてもおもしろいですね。